除雪機  YSR16ヤンマー(和同産業) 上側オウガ駆動用チェーン取り換作業

     2019年2月末除雪使用中にガリガリと音がして上側オウガが動かなくなった、構造上チェーン駆動と推測できたので上側オウガを外してみると
     やはりチェーンがバラバラになって居りまいたが駆動用各部ギヤーには傷ついてはいるが破損はしていなく問題なく使用出来そうでしたのでチェーン
     の取り換えをすることにしました。
     
     しかし構造等の資料がネットでも全くなくヤンマーで部品図を頂きましたが鮮明ではなく詳細が分かりませんでしたがとにかく上側オウガは滑り止め
     のコの字部品と駆動用ボルトを抜けば駆動部は分解できると言う事は確認とにかく分解できないとチェーンは一体型ですので取り換えは出来ません。
     和同産業系の二段オウガなら構造上は似たような物だと思います。


    バラバラになっていたチェーン    この部分が下の写真のように分解出来ないと話になりません。
   ヤンマーさんの言葉を信じて浸透液を付け三方からタガネを入れフランジが反る
   位叩いたり表面を簡易バーナーで焼いたり叩いたりと数日掛で繰り返し何とか
   動き出し分解出来ました。
   アセチレンガス等で赤くなるくらい焼ければ良いのかなと思いました?


   おかげでこんなにフランジが反ってしまいましたが後にハンマーで叩いて
   ピタットとは行きませんが何とか使用できる範囲まで戻せました。
   両側を分解するのは諦め方側のみで作業をしました。
    下側に写っているフランジ付きの部品が上のシャフトに入り二本のノックピンで
    駆動する構造になっています、そしてこの部品の上に上側オウガが被さリ駆動
    用のボルトで駆動する構造です。


    メインオウガのシャフトのチェーンスプロケットからこのスプロケットに
    駆動する、途中(ケースの上部)チェーンテンショナーが有ります。
    ベアリングは両側6005です。オイルシールも両側有りますが今回は片側
    ベアリングのみ交換、オイルシールはラバープロテクタント塗布のみです。
      メインオウガはオウガの途中にある穴の部分にノックピンのみで止まって
      止まっています。
      叩いて簡単に抜けました。


    両サイドカバーを外した状態で左側からハンマーで叩いて抜けました。
    ギヤーの位置の関係上左側から叩いた方が良いと思います。
    その後パーツクリーナーにてケース内側、ベアリング、ギヤーを入念に
    洗浄こちらのベアリングNo見るの忘れました、交換せず。
    この順番で組まれています。
    こちらも入念にパーツクリーナーにて洗浄ベアリングを交換しようと思いましたが
    こちらは特殊らしくNo8207ですがベアリング屋さんにもメーカーにも通常では無い
    との事で諦め交換無し、除雪機メーカーの部品で取るしか無さそうです。
    カバー両側にオイルシールが有りますがこちらもラバープロテクタント塗布で再使用。


   左側ベアリングが抜けてました。
   左側オウガ駆動パーツとチェーンスプロケットのスペーサーとの間にベアリング
   が入ります。
    何とかチェーンを取り換えケーストップカバーパッキンは後で入れれば良いか
    と思って居ましたがさて入れようと思った瞬間チェーンが有るんだ!!
    と言う訳で再度バラスのは嫌だったのでパッキンを一部カツトして復旧その後
    接着材でカット部補修にて復旧

     メインオウガの駆動部     一先ず復旧後テストしましたが当分は大丈夫でしょう

   Vベルトデーター
      走行用  ①LB350(メーカーデーター) 多分トランスミッション駆動部
           ②前部駆動部は当方の場合LB 30ではキツク(無理やりでは入りそう)、
            LB31で少し長めでしたが利用可能です。

      オーガ用  RCLB43(メーカーデーター)   LB43でも問題ありません。


  ボールベアリングデーター
      オウガ駆動部               6305LU ×2
      オウガ駆動用ベルトアイドラー用   6003LU ×2

      キャタピラ駆動部             6007LU ×2
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